GTIEファンド エントリーコースに2テーマが採択
Greater Tokyo Innovation Ecosystem(GTIE) GAPファンド エントリーコース第5回(2026年2期)の採択者が発表され、代表(滝波)がスタートアップコーディネータを務める東京電機大学より2件が採択されました。
杉元 紘也 教授
バイオ・医療・半導体製造装置用ワイドギャップベアリングレスモータの開発
本技術シーズは、摩耗粉や潤滑油を許容しないバイオ・医療用攪拌機や半導体製造装置に不可欠なクリーン環境を提供し、さらには、宇宙機器や空飛ぶクルマ(eVTOL)といった極限環境・高付加価値領域へと段階的に社会実装を広げていく汎用基盤技術と成り得る。
確立した磁気支持力統一理論に基づき、ワイドギャップ・薄型高トルク・高い浮上安定性を両立する世界初の「マルチモノポール形ベアリングレスモータ」を開発し社会実装を目指す。初期ターゲットとして既存の軸受け摩耗粉や海外品のトルク不足に悩むバイオ医薬品製造(シングルユースバイオリアクター)市場に参入し、パートナー企業との連携により消耗品ローターを含む高収益なビジネスモデルの確立を目指す。
田中 慶太 教授
宇宙環境・地上環境を含むCMG姿勢制御ソフトウェアのパッケージ化
人工衛星やドローンの姿勢制御には、すばやく向きを変える高速旋回と、目標を保持する精密ポインティングの両方が求められる。しかし両者は両立が難しく、従来は別々の装置で対応してきた。本プロジェクトは、コントロールモーメントジャイロ(CMG)とリアクションホイール(RW)を姿勢誤差に応じて自動で切り替える独自の「3モード自動切替制御アルゴリズム」を、ハードウェアに依存しない汎用制御ソフトウェアライブラリとして製品化する。これにより高速旋回(5°/s以上)とサブ度精度のポインティングを単一ソフトで同時に実現する。既存機体に組み込むだけで性能を引き出せるため、まず産業用ドローンや自律移動ロボット等の地上分野でPoCを進めてTRL5を目指し、将来は宇宙へ展開して大学発スタートアップ設立につなげる。


